大リーグ通信

スタジアムがゴルフ場に大変身 バックスクリーンめがけて放つ爽快感

ゴルフコースと化したパドレスの本拠地ペトコ・パーク(サンディエゴ・ユニオン・トリビューン紙HPから)
ゴルフコースと化したパドレスの本拠地ペトコ・パーク(サンディエゴ・ユニオン・トリビューン紙HPから)

 日本でもオフシーズンの本拠地球場の活用法には頭を悩ませていることが多いが、メジャーでもこれは同じこと。今季ナ・リーグ西地区で4位と低迷したパドレスが、11月5日から5日間限定ながらオフの本拠地を信じられないアトラクションに変えてしまった。

 地元紙「サンディエゴ・ユニオン・トリビューン」が驚きを持って伝えたところによると、「パドレスの本拠地ペトコ・パークがディズニーランドに生まれ変わった。スタジアムはゴルフ場と化した」と、すっかり趣を変えたスタジアムで、バットではなくゴルフクラブを振るシーンが掲載された。

 グラウンドから観客席上部までスタジアムをフルに使ったゴルフコースは9ホールあり、パーはすべて3打。最短は62ヤードで最も長いところでも145ヤード。外野グラウンドには4カ所のグリーンと5カ所のバンカーまで造られた。プレー代は1人50ドル(約6100円)。

 各ホールには他のゴルフコースではお目にかかれない特色が考えられている。1番ではホーム後方からバックスクリーンめがけてティーショット。4番では大荒れの天気というテーマでスノーマシンで雪が降る中でプレーする。

 大手ゴルフ用具メーカーのキャラウェイが監修しており、本格的だ。キャラウェイ関係者は「最初は単純な思いつきだった。スタジアムでファンがゴルフするのはどうかなって」と語っている。

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