育児製品で「けが」「ヒヤリ」 保護者3割以上が経験

 ■都「成長に応じ危険予測を」

 ベビーカーや抱っこひもなど、育児用の製品でけがをしたり、けがをする寸前の「ヒヤリ・ハット」を経験した保護者が3割以上に上ることが都のアンケートで分かった。コンセントの差し込み口をカバーするキャップなど安全グッズによる事故やヒヤリ・ハット経験も約7%あり、都の担当者は「乳幼児向けの製品にも危険がある」として注意を促している。

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 アンケートは今年1月~2月、未就学の子供を持つ首都圏の男女3千人にインターネットで実施。育児用製品による事故やヒヤリ・ハットについて聞いた。

 結果によると、32・0%がけがやヒヤリ・ハットを経験。最も多かったのがベビーカーなどの移動用品で、23・3%が「ベビーカーをたたむときに子供の指を挟んだ(1歳女児)」「抱っこ用のスリングで保護者が転倒、子供が落下し頭蓋骨骨折した(0歳女児)」などの経験をしていた。また、「コンセントのキャップを飲み込んだ(0歳男児)」「階段上の転落防止用ゲートに突っ込み、ゲートが外れて子供とともに階段下まで転落した(4歳男児)」など、子供のための安全グッズが事故につながった例もあった。

 都は調査結果を基に、事故事例や子供の発達に応じた注意事項を説明する「事故防止ガイド」を作成。ウェブサイト「東京くらしWEB」などを通じて配布する。担当者は「子供は突然成長する。『まだできないはず』などと思い込まず、発達に応じた危険を予測して」と呼びかけている。