東日本豪雨 茨城県立校被害5.3億円 社会教育施設は8.5億円

 県教育委員会は、東日本豪雨による県立学校の被害額が5億3500万円だったと発表した。市町村立学校の被害は、常総市などで調査が遅れており、まとまっていない。

 被害額が最も大きかったのは鬼怒商高(結城市)で、2億5700万円。校舎が床上浸水したほか、壁や床の破損、給排水設備が故障するなどの被害があった。水海道二高(常総市)は床上浸水やグラウンドに土砂が積もるなどして被害額は1億6300万円に上った。

 石下紫峰高(同市)、下妻一高(下妻市)、三和高(古河市)、土浦工業高(土浦市)、境高(境町)でも浸水や樹木が倒れるなどの被害があった。

 このほか、市町村立の図書館や生涯学習センターなどの社会教育施設の被害額は常総市、下妻市、境町の3市町11施設で8億5900万円だった。市町村立のスポーツ施設は、常総市のほか、古河市や筑西市、結城市など5市18カ所の野球場やサッカー場などに1億8600万円の被害があった。

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