メニュー選びの〝助っ人〟 「爆買い」訪日客もスマホで一発注文 多言語メニュー+ビーコン最新鋭システム開発

 両社は11月からすでに販売に着手。近くキャンペーン価格を発表する。

注文履歴からリピーターを獲得

 導入店舗では注文の受け付け作業がスマホ任せで済み、人件費削減効果が得られる。注文履歴を分析して売れ筋の研究にも役立てられる。利用者のスマホにお得情報を「プッシュ通知」で送ることでリピーター作りも可能となる。

 「ペーパービーコン」は帝人などが開発したもので、従来のビーコンと異なり、狭い範囲の位置特定が可能だ。飲食店以外で想定される利用法としては、大会議室でスマホをペーパービーコン上に置いた人にだけ資料を配信するなどの例もあるという。

「爆買い」訪日客らに照準

 観光庁によると、今年7~9月期の訪日外国人全体の旅行消費額は前年同期比81.8%増加の1兆円超を記録。訪日外国人数も同53.7%増の535万人で、いずれも中国が占める割合が大きい。

 小売業界は訪日外国人客らの需要に照準を合わせ、都心部の量販店では免税対応などを進める動きが活発化している。

 両社が手がける新システムもこうした環境を踏まえたもので、鳥居暁・ボクシーズ代表取締役は「日本国内でまず大規模に展開し、実績をテコに米中市場にも投入していく」と語った。(柳原一哉)

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