「番長」は将棋界のアイドル(3)

卒論のテーマも将棋 ゼミ教授も期待、プレッシャーが… 女流三段、香川愛生さん 

 一昨年、タイトル初挑戦で女流王将位を獲得した、香川愛生(かがわ・まなお)さん。当時4冠と圧倒的な強さを誇っていた里見香奈さんからの奪取とあって、大きな話題を呼んだ。昨年はタイトルを防衛し、今年は里見さんに破れてしまったが、「負けてばかりはいられない」と巻き返しを誓う。そんな香川さんは現役の大学生。キャンパスライフを聞いてみた。   (聞き手 古野英明)

 --香川さんは、立命館大文学部に在籍しています。将棋だけでも多忙ですが、大学には通えていますか

 香川 イエス、と答えたら、各方面から怒られますね。両立は難しく、休みがちになってしまっています。ただその分、通える日はできる限り多くのことを吸収して帰ろう、と心がけています。

 --友達と遊びにいくことはありますか

 香川 それも難しくて。ゼミでコンパがあっても日程がなかなか合わず、これまで片手の指で足りるほどしか行けてません。もっと顔を出せたらと思うんですが…。

 --大学では、将棋部にも入っているとか

 香川 はい。入部して1年ぐらいは、先輩方にひたすら教えてもらいました。

 --教えてもらう?

 香川 立命館大はとても強くて、部員の中にはアマチュアの全国一になるような人もいるんです。私は女流のプロですが、アマとはいえ全国レベルで実戦を重ねている方たちと指すと、あ、そういうこともあるんだ、という発見がたくさんあります。

 --学業のことも聞かせてください。専攻は?

会員限定記事会員サービス詳細