【iRONNA発】堕ちた球界の盟主、巨人野球賭博に潜む3つの火種 木曽崇(国際カジノ研究所所長)(1/5ページ) - 産経ニュース

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堕ちた球界の盟主、巨人野球賭博に潜む3つの火種 木曽崇(国際カジノ研究所所長)

 ドラフト会議を翌日に控えた10月21日、野球賭博問題に揺れる読売ジャイアンツの久保博社長が緊急記者会見を行い、本問題を巡る球団内での調査結果を発表した。報告によると、すでに今月の冒頭に野球賭博への関与が判明していた福田聡志投手に加え、新たに笠原将生、松本竜也の両投手が同様の野球賭博への関与があったことが明らかにされた。特に、本問題の発覚当初から「関係者」として名前が挙がりながら、一方で本人は賭博への関与を否定いしていた笠原将生投手においては、自身が野球賭博を行っていたことはおろか、他の2選手に賭博を持ちかけ、その「賭け」の仲介や清算の手伝いまでもをしていた事が判明した。笠原投手は、球団内において一種のブローカー的な役割を演じていたこととなる。(iRONNA)

 そもそも野球賭博とは、主にプロ野球や高校野球の試合結果を予想して行う「賭け」の一種であり、我が国では刑法で原則的に禁じられる犯罪行為(賭博罪)である。今回、問題となっている3選手は、野球賭博の他にも賭けマージャンや賭けゴルフ、違法カジノへの出入りなどを日常的に行っていた事が判明しており、そもそも「賭博罪」に対する認識が非常に甘かったことが見て取れる。球団では、毎年、若手選手を対象にした研修で賭博に関連する指導を行っていたとされるが、こうなってくると当初報じられたような「ギャンブル狂」のいち野球選手の問題だけには収まらない。球団全体の管理体制が問われざるを得ない状況にまで事態は発展したといえる。