「大統領より上の存在になる」ミャンマー総選挙でスー・チー氏が実権に意欲 - 産経ニュース

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「大統領より上の存在になる」ミャンマー総選挙でスー・チー氏が実権に意欲

 【シンガポール=吉村英輝】ミャンマーの野党、国民民主連盟(NLD)党首のアウン・サン・スー・チー氏は5日、最大都市ヤンゴンの自邸で記者会見し、8日に投開票される総選挙で勝利して政権奪取できた場合、「大統領より上の存在になる」と述べた。憲法規定で大統領になれなくても、新政権で実権を握る意欲を改めて示し、有権者にアピールした格好だ。

 総選挙ではNLDの躍進が予想される。ただ、来春行われる大統領選では、スー・チー氏は息子2人が外国籍のため、憲法上、候補の資格がない。スー・チー氏は大統領を上回る役職については「憲法に規定がない」として、国の指導者になることは可能とした。

 国会は上下両院とも議席の25%が軍人枠のため、NLDが単独で大統領候補の指名などができる過半数の議席を握るには、得票率で3分の2以上の獲得が必要だ。一方、劣勢の軍系与党、連邦団結発展党(USDP)は内紛状態で、国軍と近いテイン・セイン大統領一派と対立するシュエ・マン下院議長は、新政権でスー・チー氏と協力する方針を改めて表明するなど、選挙後の連立を見据えた駆け引きも活発化している。