高層ビルの中に小学校 中央区、東京駅前の再開発事業

 中央区八重洲のJR東京駅前再開発事業に伴い、平成33年4月に完成予定の超高層ビル内に、区立城東小学校が入居する準備が進められている。区によると、超高層ビルに公立小学校が設けられるのは全国初という。

 ビル建設予定地にある同小は、関東大震災で倒壊した校舎を、昭和4年に鉄筋コンクリートで再建した復興小学校の一つ。老朽化が進み、建て替えなどが検討されてきたが、東京駅周辺の再開発事業に伴い、超高層ビルへ入居することになった。

 ビルは地上45建てで、高さ245メートル。店舗や事務所、ホテル、ビジネス関連施設に加え、駅周辺のバス停を集約して交通環境を整えるほか、非常用発電装置を設けて防災面の整備も図る。東京駅八重洲口前に林立する中小企業や、公共交通機関などを集約させ、国際競争力や交通の利便性向上を目指す。

 同小は、ビルの1~4階の低層階に入居し、グラウンドは4階の突き出た屋上部分に整備される。

 区都市整備部の菅沼雅広副参事は「児童の安全面に配慮し、ビル内に小学校専用の入り口を設置し、他のビジネス施設などとの往来ができない構造にする」と話す。