「選挙に向けた政治操作だ」「民主主義に背く」 中台首脳会談で野党反発

「選挙に向けた政治操作だ」「民主主義に背く」 中台首脳会談で野党反発
「選挙に向けた政治操作だ」「民主主義に背く」 中台首脳会談で野党反発
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 【台北=田中靖人】台湾の毛治国行政院長(首相に相当)らは4日午前、立法院(国会)を訪れ、王金平立法院長(国会議長)に、馬英九総統と中国の習近平国家主席(共産党総書記)との7日の会談予定について報告した。行政府側は、要請があれば会談後、馬総統自身が立法院を訪れて報告する意向を示した。

 台湾では総統が立法院に報告を行う制度はなく、実現すれば極めて異例。王院長は報告を受け、中台首脳会談は「対等」の立場で行われるべきだなどとする声明を発表した。

 一方、野党からは反発の声が相次ぎ、最大野党、民主進歩党の報道官は声明で、来年1月の総統選まで約2カ月に迫った時期に会談が設定されたことに「誰もが選挙に影響を及ぼすための政治操作だと連想せざるを得ない」と批判。馬総統が会談を行う際には「国家の必要性と人民の支持、国会の監督」が必要だと述べていたことを挙げ、「民主主義に背き、人民は受け入れ難い」と指摘した。

 立法院前では数十人が抗議活動を行った。行政院から王院長への報告の際にも、野党の立法委員(国会議員)2人が抗議に押しかけた。