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忘年会シーズンが近づいてきた。飲食店では、すでに会社単位など大型の忘年会の予約が入り始めているという。一方、ここ数年、増加傾向にあるのが友人や知人、家族などが集まる少人数の忘年会。こうしたプライベート忘年会を盛り上げるためのアイデアを食通ブロガーに聞いた。(榊聡美)
参加型に人気
話を聞いたのは、ぐるなび(東京都千代田区)が運営する、グルメ情報サイト「メシコレ」で活躍中の食通ブロガー。さまざまなジャンルを専門に食べ歩き、目利きとなってお勧めの店などを紹介している。
まずは、幹事必見の今年らしい店選びから。カレーに精通するカレー細胞(H.Matsu)さんは、インドやネパールなどの本格的なスパイス料理を取り入れた「スパイス居酒屋」を勧める。
「今年、爆発的に店が増えた。インド料理はカレーのイメージが強いけれど、インドにはベジタリアンが多いので野菜料理も豊富。特に女性ウケがいいですね」
スパイスの使い方は辛さより香りが肝。酒は芋焼酎やラム酒などを選び、香りの調和を楽しむのがコツとか。
東日本大震災の復興の願いを込めて、全国に広がる東北・三陸の名物「カキ小屋」や「浜焼きの店」を勧めるのは、大衆酒場に詳しい塩見なゆさん。
「火を囲み、わいわい言いながら海鮮を焼けばみんなの距離が縮まります」
こうした参加型の忘年会は注目を集めそうだ。酒が専門の村岸ゆうきさんは、好みの料理を持ち寄って日本酒を存分に楽しむ「飲み放題日本酒バー」がイチ押しという。
常時100種類以上の日本酒がそろい、客は好みの銘柄をセルフで注いで飲むのが一般的。料金は3000円ほどで、つまみが持ち込めるのも魅力だ。