鳥貴族が鳥二郎と和解 ロゴやメニューそっくり 間違って入店したとの投稿も 大阪地裁

 焼き鳥チェーン大手「鳥貴族」(大阪市)が、ロゴマークやメニューが酷似した焼き鳥店に営業利益を侵害されたとして、京阪神で「鳥二郎」を展開する経営会社「秀インターワン」(京都市)に、ロゴの使用禁止や約6千万円の損害賠償を求めた訴訟が、大阪地裁で和解したことが4日、分かった。

 和解は2日付。和解内容について鳥貴族側は「回答できない」としている。

 訴状では、鳥二郎のロゴの「鳥」の字体がニワトリを連想させる鳥貴族のデザインによく似ているほか、メニューや内装も模倣だと主張。「顧客吸引力にただ乗りする行為だ」と訴えていた。

 鳥二郎の一部店舗は、鳥貴族が入居しているビルの真上や真下で営業していたこともあったといい、インターネットでも「鳥貴族だと思って入ったら、鳥二郎だった」と画像とともに投稿され、話題になっていた。

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