慰安婦問題

岸田外相、韓国外相に「解決済み」貫く

 【ソウル=名村隆寛】日韓首脳会談を2日に控え、岸田文雄外相と韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外相が1日、ソウルで会談し、双方は「日韓関係の前進につながる前向きな首脳会談にする」との認識で一致した。しかし、韓国側が解決を求める慰安婦の問題をめぐっては、岸田外相が「解決済み」との日本政府の立場を改めて強調したとみられ、最後まで詰めの議論が続いたもようだ。

 朴槿恵(パク・クネ)大統領は2013年2月の就任以降、慰安婦問題の解決を求め続け、安倍晋三首相との単独の会談には応じなかった。朴氏は先月末、一部メディアとの書面インタビューで慰安婦問題の「年内妥結」を主張している。

 これに対し安倍首相は「首脳会談で率直に話し合う」と表明。アジア女性基金の設立などを通じて問題解決に取り組んできた日本政府は、問題を最終決着して二度と蒸し返さないよう韓国政府に求めているが、首脳会談で具体的な合意に向かうかは不透明だ。

 首脳会談では、朴氏の名誉を毀損したとして懲役1年6月を求刑された加藤達也本紙前ソウル支局長の問題がどこまで話し合われるかも注目される。

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