米イージス艦南シナ海派遣

米「航行の自由作戦」後初の直接対話 「挑発続ければ衝突起きる」と中国軍高官

 【ワシントン=青木伸行】米海軍制服組トップのリチャードソン作戦部長と中国海軍の呉勝利司令官は29日、米海軍が南シナ海で中国が造成した人工島の12カイリ内にイージス駆逐艦を派遣する「航行の自由作戦」を実施したことを受け、約1時間にわたりテレビ会談を行った。米中の軍高官による直接対話は作戦後、初めて。

 米海軍によると、両氏は作戦、艦船の寄港を含む両国海軍同士の関係などをめぐって意見を交換し、すでに双方で合意されている偶発的な衝突回避措置をとることや、対話を維持する重要性では一致した。

 米海軍は会談に関する声明の中で、作戦は(1)公海における航行の自由と権利を守るもの(2)南シナ海の領有権問題それ自体への「挑戦」ではない(3)領有権問題に関し、米国は特定の立場を取らない-と指摘した。リチャードソン氏はこうした見解を中国側に伝えたとみられる。

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