連合・古賀前会長「今のままなら半分落ちる。民主は頼りない」 参院選に危機感

 民主党最大の支持母体である連合の古賀伸明前会長は29日、福岡市内で行われた連合福岡の定期大会で講演し、来年夏の参院選比例代表に民主党公認で出馬する連合組織内候補12人について「今のままでは半分落ちる」と危機感をあらわにした。松本剛明元外相の離党表明などを挙げ、党内基盤が揺らぐ民主党を「頼りない」と非難した。

 古賀氏は同時に、「消費者や働く者の立場に立てば民主党を徹底的に支援しなければならない。(民主党が)野党再編のリーダーシップをとるべきだ」と支援を呼び掛けた。

 具体的には「連合の680万人の組合員で、(これまで)組織内候補者の名前を書いたのは60万~150万に過ぎない。これを2・5倍にする活動を徹底し、裾野を広げるべきだ」と述べ、連合の足元を固める必要性を訴えた。

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