「景品水増し」問題で秋田書店と元社員が和解

 秋田書店が漫画雑誌の読者プレゼントの当選者数を水増しして公表していた問題に関連し、不正を指摘して懲戒解雇された元社員の30代女性が、解雇の撤回と、同社と元上司に330万円の損害賠償を求めていた訴訟は、東京地裁(吉田徹裁判長)で28日、和解が成立した。女性と代理人弁護士が同日、明らかにした。代理人によると、和解は同社が女性に和解金を支払うこと、同社が「女性が賞品を盗んだので解雇した」とのホームページの記載を削除する、などの内容。

 女性は水増しを知り上司にやめるよう訴えたが、不正の継続を要求され、平成24年3月、「プレゼントを読者に発送せず窃取した」などとして、同社から懲戒解雇されていた。

 消費者庁は25年8月、水増しが景品表示法違反(有利誤認)に当たるとして、同社に再発防止などを求める措置命令を出している。

 秋田書店は代理人弁護士を通じ「和解条項では、解雇が告発を理由とするものではないと確認している。早期解決のため和解金を支払うことにした」などとする声明を発表した。

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