移民ショック

寛容国も限界? オーストリアが「防護柵」建設検討 ドイツは「中継区」で選別も

 【ベルリン=宮下日出男】中東や北アフリカの難民・移民流入問題で、オーストリアのミクルライトナー内相は28日、南隣スロベニアとの一部国境で防護柵を建設する検討に入ったことを明らかにした。ハンガリーの国境封鎖後、急増するスロベニアからの流入を制御するのが目的。ドイツも難民・移民への対応に苦慮し、これまで寛容姿勢を示してきた国で国境管理強化の動きが強まってきた。

 ミクルライトナー氏は同日、オーストリアのメディアに対し、防護柵建設の理由について、混乱を回避して「秩序だった」受け入れを図るためだと説明。移民らの流入を制限することが目的ではないと強調した。

 オーストリアでは17日にハンガリーがクロアチアとの国境を封鎖後、スロベニア経由で毎日数千人が流入。ミクルライトナー氏は27日、流入規模が「1万2千人」に膨れる可能性を指摘し、予防措置の計画を指示したと語っていた。

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