東京五輪の基本方針に反映 インターネットで意識調査 推進本部事務局

 遠藤利明五輪相は27日の記者会見で、2020年東京五輪・パラリンピックの大会準備と運営に関する基本方針の策定に向け、インターネット上で国民の意識調査を実施し、意見を吸い上げる方針を明らかにした。

 意識調査は、大会推進本部事務局が27日から11月9日まで民間のポータルサイトを利用して実施。基本方針に盛り込むべきテーマの候補として「メダル獲得」や「テロ対策」、「交通インフラの利便性向上」など13項目を提示し、ネットユーザーに選んでもらう。

 遠藤氏は「意見を募集し、どれに対して関心を持つか、対策を取るべきかを調べたい」と意識調査の狙いを語った。

 また、遠藤氏は28日から11月3日までの日程で英国を訪問することを正式に発表した。ロンドンを訪れ、国際オリンピック委員会(IOC)や国際パラリンピック委員会(IPC)の幹部らと意見交換を行う。

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