【経済インサイド】ずるずる先延ばしの米利上げ 「年内困難」との見方も急浮上  FOMC参加者、タイミング逸したか…(3/6ページ) - 産経ニュース

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経済インサイド

ずるずる先延ばしの米利上げ 「年内困難」との見方も急浮上  FOMC参加者、タイミング逸したか…

 きっかけとなったのが、米国の金融政策の行方を占う上で最重要指標のひとつとされる雇用統計だ。10月2日発表の9月分は、景気動向に敏感に反応する指標として注目度の高い「非農業部門雇用者数」が市場予想を裏切る低い伸びとなり、過去の7月分と8月分の雇用者数も下方修正。市場ではネガティブサプライズとしてショックが広がった。

 10月14日発表の9月の小売売上高も、市場予想を下回り、堅調といわれてきた米国の個人消費の雲行きもやや怪しくなっている。

年内は残り2回…10月は利上げ見送り公算

 米国の金融政策を議論し決定するFOMCだが、月によっては開催されなかったり、開かれても終了後にFRB議長の記者会見が予定されていない月があったりする。今年は、10月27~28日と12月15~16日の残り2回だ。11月はFOMCが設定されていない。

 間近に迫った10月のFOMCで利上げが決まるとの声は市場では聞かれない。雇用統計や小売売上高など、最近の米国の経済指標が弱めだったこともあり、利上げが見送られるとみられるためだ。もともと10月はFOMC終了後のイエレンFRB議長の記者会見が予定されておらず、大きな政策変更の舞台になりにくいという側面もある。