「伊加賀切れ」の被害語り継ぐ 枚方で淀川の洪水展(1/2ページ) - 産経ニュース

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「伊加賀切れ」の被害語り継ぐ 枚方で淀川の洪水展

「伊加賀切れ」の被害語り継ぐ 枚方で淀川の洪水展
「伊加賀切れ」の被害語り継ぐ 枚方で淀川の洪水展
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 淀川の堤防決壊による被害記録や資料などを紹介する企画展「淀川の洪水」が、枚方市堤町の市立枚方宿鍵屋資料館で開催されている。淀川資料館(同市)と門真市立歴史資料館との共催で、過去の被害を通じて今後の教訓や心構えなどを現代に伝えている。

 淀川沿岸では過去に何度も洪水が発生し、沿岸地域に多大な被害を与えてきた。特に明治18年には、長雨の影響で枚方市伊加賀や三矢など各所で堤防が次々に決壊。「伊加賀切れ」と呼ばれる堤防決壊により、北河内から大阪市街まで約7万戸が浸水し、27万人以上が被災した。

 企画展では、この水害を中心に江戸から明治時代にかけて発生した洪水の記録や資料などを展示。同19年に「洪水碑」が建立されたのを記念して作られた、淀川の風景を描いた扇子や版木など珍しい品も紹介している。また、同27年に洪水調査にあたった土木技師が国に提出した「淀川高水防(ぼう)禦(ぎょ)工事計画意見書」では、当時の被害状況や具体的な対策などが記されている。