ダウン症の子供たちを支援するボランティアグループによるイベント「Hello!めばえ21」が24日、箕面市西小路の市民会館「グリーンホール」で開催された。ダウン症で右手に障害があるピアニスト、鈴木凛太朗さん(24)=兵庫県伊丹市=による演奏などが行われ、会場内に感動の輪が広がった。
鈴木さんは11歳のころから両手を使うピアノ演奏を習い始め、平成21年にはカナダで行われた「第2回国際障害者ピアノフェスティバル」に入賞。演奏ではショパン「別れの曲」やベートーベン「悲愴」などを披露。家族との連弾も行って、会場から温かい拍手が送られていた。
また、ダウン症の娘を持つシンガー・ソングライターで、「世界ダウン症の日2012」のキャンペーンソング『ギフト』を作ったMIMOさん=東京=のコンサートも行われた。
このイベントは、ダウン症の子供を持つ親を中心に結成された「ダウン症児支援の会 めばえ21」(箕面市、永田和子代表)が企画。同市のゆるキャラ「滝ノ道ゆずる」も姿を見せて、子供たちの歓声を集めていた。