分散傾向強まる七五三 子供の成長に感謝して

分散傾向強まる七五三 子供の成長に感謝して
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 子供の健やかな成長に感謝する年中行事の七五三。11月15日に神社などに参拝し、家族でお祝いをするのが通例だが、近年は混雑を避けたり、家庭の都合により時期を分散する傾向が強まっている。(戸谷真美)

 10月の天候に恵まれた日曜日。安産祈願で知られる東京都八王子市の子安神社は、晴れ着を着た家族連れでにぎわった。隣接する日野市から、妻とともに7歳と3歳の娘を連れて参拝に訪れた男性(38)は「子供の成長の節目なので、きちんとやっておきたいと思った。前々から計画してこの日にした」。写真館での記念撮影は、別の日にすでに済ませたという。

 同神社の松宮兼房宮司は「毎年この時期はたくさんの方が参拝にいらっしゃるが、最近は1年中祈祷(きとう)の申し込みがある」と話す。時期をずらす理由は、子供や家族の都合、転勤などさまざま。松宮宮司は「『海外に転勤する前に』と、8月に来られた方もいた。夏だとこちらも千歳飴が用意できず、お子さんも衣装が暑そうで気の毒に思うこともある」と苦笑する。

 ◆参拝より記念写真?

 七五三の行事そのものも変化している。購買支援サイトの「価格.com」が昨年、過去1年間に子供の七五三祝いをした母親208人を対象に行った調査では、「記念撮影をした」人は92%と「神社に参拝した」人の82%を上回り、記念撮影がメーンイベントになりつつある傾向がうかがえた。