パソコン、料理、音楽…「今さら聞けない」ことは「家庭教師」にお任せ シニアの味方人気上昇中

 こうしたニーズに応え、東京都内でシニア向けにパソコンの家庭教師サービス「まごのてまごころさぁ来る」を展開するのが「アイ・ツー・アール」(武蔵野市)。大学生が講師を務め、料金は2時間で5千円だ。

 同社の糸井昇一社長は「教室に通っても、普段、使っているパソコンと違っていたらストレスになる。家庭教師なら普段の環境で学べる」と利点を強調。「大学生が講師を務めるため、若い世代との交流を楽しみにされる方もいます」

 シニアビジネスに詳しい東北大学の村田裕之特任教授(加齢社会学)は「今の60代は、人生を充実させるために複数の生きがいを持つ複線型人生を望む人が増えている。こうした人にとって家庭教師は、新たな世界に飛び込むきっかけとして需要があるのでは」と分析している。

60過ぎてのチャレンジ半数

 60歳を過ぎてから、新たにチャレンジしたことがある人が5割を超えることが、「トレンド総研」の調査で分かった。調査は8月、60~70代の男女500人を対象に実施した。

 60歳を過ぎてから、新しくチャレンジをしたことがあるかを尋ねたところ、「ある」と回答した人が55%に上った。「新しくチャレンジしたいことがある」と答えた人も34%いた。具体的にチャレンジしたいことを聞くと(複数回答)、「趣味」(41%)が最も多く、「旅行」(36%)が続いた。