ルース・アサワ展 宇宙的広がり持つ独特のワイヤ彫刻 東京・丸の内(1/2ページ) - 産経ニュース

メインコンテンツ

ルース・アサワ展 宇宙的広がり持つ独特のワイヤ彫刻 東京・丸の内

ルース・アサワ展 宇宙的広がり持つ独特のワイヤ彫刻 東京・丸の内
ルース・アサワ展 宇宙的広がり持つ独特のワイヤ彫刻 東京・丸の内
その他の写真を見る (1/2枚)

 ルース・アサワ(1926~2013年)という米国人女性アーティストを知っているだろうか。両親は福島県からの移民という日系2世。第二次大戦中を強制収容所で過ごし、苦難を糧に、芸術表現に目覚めたとされる。

 戦後、革新的な芸術学校ブラックマウンテン・カレッジで学んだアサワは、美術家のジョセフ・アルバース、舞踏家のマース・カニングハム、思想家のバックミンスター・フラーらの薫陶を受けた。そして、メキシコの市場で見つけたバスケットに想を得て生み出したのが、針金1本から創る立体的フォルム。簡素にして深遠、宇宙的広がりを持つ独特のワイヤ彫刻で50年代、注目を集めたという。

 子供6人を育てながら自宅で創作を続けた彼女は、長らく一般には知られざる存在となっていたが、最晩年に彼女の自宅を訪れた競売大手クリスティーズのジョナサン・レイブさんは、所狭しと置かれた作品群に目を見張ったという。2013年、亡くなる3カ月前にクリスティーズニューヨークで個展が開かれたこともあり、近年再評価が進んでいるそうだ。

 日本との関わりでは、大阪万博(1970年)の際、アメリカ館の展示の中に彼女の作品が含まれていたという。