習近平氏訪英

「英国記者が日本侵略者の暴行暴く」「中国の4大発明が英国の発展開く」……習近平主席・晩餐会スピーチ全文

 【中国総局】中国メディアが伝えた習近平国家主席の訪英公式晩餐会(20日)でのスピーチ全文は以下の通り。

 エリザベス2世女王陛下のお招きで英国を公式訪問でき大変うれしく存じ、この機会を借りて英国の君主として最長の在位期間となられたことをお喜び致します。また、私の妻と中国代表団を代表し、女王陛下、フィリップ殿下、英国の友人の皆様のおもてなしに心より感謝申し上げます。

 中国と英国は東西文明の傑出した代表であり、両国は遠く隔たっていながら互いに影響を与えてきました。中国の儒家、道家の思想と4大発明は英国の文化と科学技術発展の歴史に影響を与え、「富国論」「進化と倫理」など英国の名著は近代中国の思想界に新たな視野を開きました。

 中国のシルクと陶磁器はイングランド全域で珍重されるところとなり、英国に始まった産業革命は世界のシルク産業と製陶業を一変させました。中国の茶は英国人の生活に雅趣を添え、英国人が丹精を凝らして英国式の紅茶としたのです。中英の文明交流は互いの文化を豊かにしたのみならず、社会の進歩を促し、人類社会の発展にも貢献しました。

 「志の合う者は山海をも遠しとせず」と言います。今年は中国人民抗日戦争・反ファシズム戦争勝利70年であり、第二次世界大戦の盟友として、中英両国は正義を持し、肩をならべて戦い、世界の反ファシズム戦争勝利と連合国を中心とする戦後国際秩序の構築に重要な貢献をしました。

 第二次世界大戦の盟友として、中英両国人民は互いに支え、苦楽をともにすることで、中英友好の歴史をつむいできました。われわれは、英国が中国に提供した貴重な経済、道議の援助を忘れません。中国名で何克(ホーク)といった英国人記者は、中国人民の抗日戦争に積極的に身を投じ、日本侵略者の暴行を暴く記事を発表したのみか、陝西省双石鋪で培黎学校の校長となり、学生を安全地帯に移して若い命を救いました。

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