カナダ総選挙

新政権、TPP批准手続き難航か 単独過半数獲得の自由党「TPP交渉は透明性を欠く」

 TPP交渉の大筋合意では、全参加国が署名から2年以内に批准手続きを終えられない場合、署名国の国内総生産(GDP)の85%超を占める6カ国による批准で発効するとの規定が盛り込まれた。このためカナダがTPPを批准できなくても、日米などが批准すれば発効する公算は大きい。

 しかしカナダがTPP参加を見送れば、カナダの乳製品市場の開放は棚上げとなり、カナダへの輸出増を狙う米国やオーストラリア、ニュージーランドの乳製品業界で不満が高まることも想定される。

 米国は豪州やNZから乳製品の輸入拡大を求められる立場でもあり、カナダ抜きではTPPが一方的に市場を開放するだけの内容となりかねないことへの懸念も大きい。

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