スウェーデンの性教育「日本と50年は違うかな」 川上麻衣子さん、大使館の親子イベントで熱弁

 「騒いでいたのが、出産シーンでしーんとなった」

 --早い段階に性教育を受けて、良かった点は?

 「9歳で普通に、教室で男女一緒に、教育を受けたんです。男の人と女の人が裸の映像がスライドで流れて、教室中が大パニックで、大喜びだったんですけど(笑)。スライドの実写で、出産のシーンを一気に見せられるんです。お母さんがおなかが大きくなって、何カ月かたって、病院で出産するシーンが、その日の授業の最後でした。子供にとっては本当に衝撃的で、最初きゃあきゃあ騒いでいたのが、しーんとなって。その日は、学校から帰ると、親に質問攻めでしたね。分からないことだらけで」

 「セックスに関する質問よりも、出産のショックのほうが当時は大きくて。そのことを、すごく親に聞きました。結果的に性教育がいいか、悪いかは分かりませんけど、親子の関係で、そのぐらい小さいときには、まず親に聞くんです。親とタブーがなくなるというのが、結果的には(いいのかなと)。思春期になったときに、母にも父にも、分からないことは性的なことも聞いてました。そういう関係ができるという意味では、早いほうがいいのかなと思いますね」

川上麻衣子(かわかみ・まいこ)

 1980年に14歳でデビュー。数多くのテレビドラマや映画、舞台に出演。2010年に「愛のほん」「死のほん」(ペニラ・スタールフェルト作、小学館)を翻訳出版。今年は、猫エッセイ集「彼の彼女と私の538日~猫からはじまる幸せのカタチ」(竹書房)を出版した。ガラスデザイナーとしても作品を制作し、各地で個展を開催している。