南あわじの信組が非常通報装置を新導入 迫真の強盗対応訓練 - 産経ニュース

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南あわじの信組が非常通報装置を新導入 迫真の強盗対応訓練

強盗対応訓練で拳銃を突きつける強盗役に現金を手渡す行員=16日、南あわじ市広田広田
強盗対応訓練で拳銃を突きつける強盗役に現金を手渡す行員=16日、南あわじ市広田広田

 南あわじ市広田広田の淡陽信用組合広田支店で16日、強盗対応訓練が行われ、新たに導入した非常通報装置を使った警察への連絡や犯人への対応を学んだ。

 訓練は強盗にふんした南あわじ署員2人が窓口で拳銃を発砲するなどして現金を奪って車で逃走する想定。強盗役は拳銃を突きつけて「このカバンに金を入れろ、早くしろ」と脅し、行員らを「手を挙げろ、動くなよ」と威嚇。現金を奪って犯人が外に出ると、女性行員が非常通報ボタンを押し、男性行員がカラーボールを逃走車両に投げつけた。

 今年9月に導入された非常通報装置は県警通信指令課に直通され、通話しなくても支店名や所在地が伝わる仕組み。さらに警察から折り返し電話が入るが、呼び出し音は鳴らずに周囲の音を拾うことができる。犯人が行内に残っていた場合、音声で中の様子が分かるようになっている。同組合ではこの装置を各支店に順次導入しているという。

 訓練後、同署の吉田康男刑事生活安全課長が講評を行い、「犯人の特徴を髪、顔、ズボンなど1つだけパーツで覚える。その役割分担を決めておくことが大切」と事前の準備や冷静な対応の重要性を説いた。非常ボタンを押した沢田智永子さん(38)は「訓練でも緊張しました。(実際の強盗に)うまくできるかどうか不安はあります」と気を引き締めていた。