【エンタメよもやま話】ハロウィンもUSJ圧勝のワケ…東京ディズニーは「夢」に敗れた(1/5ページ) - 産経ニュース

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ハロウィンもUSJ圧勝のワケ…東京ディズニーは「夢」に敗れた

ステージ上のミニオンたち(奥)とスリラー・ダンスなどを楽しんだ約2000人のミニオンのコスプレイヤーたち=4日午後、大阪市此花区のUSJ
ステージ上のミニオンたち(奥)とスリラー・ダンスなどを楽しんだ約2000人のミニオンのコスプレイヤーたち=4日午後、大阪市此花区のUSJ

 さて、10月も中旬になり、ハロウィンシーズンも真っ盛りです。こう書くと「あんなん、若い連中が喜んどるだけやろ」などと揶揄(やゆ)する方もおられると思いますが、何とこのハロウィン、昨シーズンには市場規模が1100億円を突破し、初めてバレンタイン市場(1080億円)を追い越し、クリスマス(6740億円)に次ぐ巨大市場になるなど、いまやすっかり日本の秋の風物詩になりつつあります。

 そして、そんなハロウィン市場をがっちり抱え込み、ひとり勝ちを続けているのが大阪市のテーマパーク、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)なのです。というわけで、今週の本コラムは、ハロウィンとUSJの強さの理由についてご紹介いたします。

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 まずはハロウィンですが、米国の歴史・ドキュメンタリー専門テレビ局「ヒストリー」によると、約2000年前、古代ケルト人が毎年10月31日に行っていた「サーウィン祭」が起源と言われています。このお祭り、秋の収穫を祝い、悪霊などを追い出す宗教的意味合いのある催しだったのですが、時代とともに変化を遂げ、米を中心に民間行事として定着したのだそうです。

 現在では、カボチャの中身をくりぬいて作った提灯「ジャック・オー・ランタン」を飾ったり、子どもたちが魔女やお化けに仮装し「Trick or treat!(お菓子をくれないと、いたずらしちゃうよ!)」と言いながら、近所の家々を回り、大人たちからキャンディーといったお菓子をもらったりするのです。

 そんなハロウィンですが、いまや宗教的意味合いはなくなり、米では毎年、仮装(コスチュームプレイ)用の衣装だけで25億ドル(約3000億円)の市場規模があるといい、子供にあげるためのキャンディー市場を合わせると、何と60億ドル(約7200億円)もの市場を生むビッグ・ビジネスとなっているそうです。

 そして、日本で初めて本格的なハロウィンのイベントが行われたのは1983(昭和58)年、東京・原宿のキディランドでのことで、その後、97年に東京ディズニーランド(TDL)で大規模なイベント「ディズニー・ハロウィーン」がスタートし、全国的にハロウィンの認知度が高まります。