園田競馬場の「じいちゃん」引退 日本最高齢の誘導馬

誘導馬のマコーリー(中央)。16日のレースを最後に引退した=尼崎市の園田競馬場(撮影・二星昭子)
誘導馬のマコーリー(中央)。16日のレースを最後に引退した=尼崎市の園田競馬場(撮影・二星昭子)

 園田競馬場(兵庫県尼崎市)で競走馬を馬場まで先導する誘導馬「マコーリー」(30歳)が、16日のレースを最後に引退した。人間なら100歳を超える高齢で、愛称は「じいちゃん」。「日本最年長の誘導馬」として人気を集めていた。

 午後7時40分ごろ、メーンレース重賞・姫山菊花賞を前に、マコーリーが馬場に姿を現した。約2500人のファンらはスマートフォンで写真を撮りながら、「ありがとう」とねぎらいの言葉をかけていた。

 マコーリーは1985年にニュージーランドで生まれたせん馬(去勢された馬)。平成13(2001)年から園田競馬場で誘導役を担ってきた。ピンクの鼻周りに優しい顔つきが人気を呼び、19年にはぬいぐるみが発売。25年には同競馬場のマスコットキャラクターのモデルになった。

 しかし、年齢とともに最大約600㌔あった体重は約450㌔まで減少。全盛期に比べ足取りも弱々しくなり、惜しまれながら引退となった。今後は同競馬場で余生を過ごす。

 誘導馬担当の乗務員、大當(おおとう)紗也華さん(23)は「仕事に熱心な馬で、人生の先輩だった。今後はゆっくりと過ごしてほしい」と話した。

会員限定記事会員サービス詳細