規制委員長、福島の首長と初会談 14市町村の巡回始まる

 原子力規制委員会の田中俊一委員長は15日、福島県を訪問し、東京電力福島第1原発事故で避難指示を受けるなどした14市町村の首長との意見交換を始めた。意見交換は、平成24年9月の規制委発足以来初めて。

 この日午前、全村避難が続く飯舘村の菅野典雄村長と会談した田中委員長は「帰還がものすごく遅れている。是非生の声を聞いてできることはないかと思って意見をうかがいにきた」と挨拶。福島第1原発の現状を説明しながら、「そんなに心配する状況ではなくなっている」と理解を求めた。

 菅野村長は子供を抱えた家庭が被曝(ひばく)に対する不安があることを述べ、「これから先、重荷を背負ってやっていかなくてはならない」と訴えた。

 田中委員長は、23日までの計5日間で他の13市町村を回る予定。住民の安全・安心対策の一環で規制委が提案した、放射線測定や健康相談などを担う相談員制度などについても要望を聞く。

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