東大サークル飲酒死亡事故訴訟で初弁論 父「同様の事故避けて」 被告側は棄却求める 東京地裁

 東京大学のテニスサークルの飲み会で教養学部2年の高原滉(あきら)さん=当時(21)=が倒れたのに、適切な措置をせず急性アルコール中毒で死亡させたとして、両親が当時のサークルメンバー21人に計1億6900万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が15日、東京地裁(永谷典雄裁判長)で開かれた。被告側は答弁書を提出したのみで出廷しなかった。

 原告側の代理人弁護士によると、被告側の21人はいずれも法的責任を否定し、請求棄却を求めている。被告のうち2人は「自分も酒につぶれていた」「飲み会に遅れて参加したので関係ない」と主張したという。

 父親の会社役員、俊彦さん(53)は閉廷後、「他大学の飲み会サークルが解散するなど提訴に一定の効果はあったと思う。いつ同様の事故が起きるか分からず、学生やご両親は注意してほしい」と話した。

 訴状などによると、高原さんは、平成24年7月27日夜、サークルの飲み会で焼酎の一気飲みを繰り返して倒れた。メンバーは高原さんを放置したまま飲み続け、異変に気付き救急車を呼んだのは28日午前2過ぎだった。高原さんは搬送先病院で死亡が確認された。

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