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食べる喜び取り戻す 摂食嚥下のマップ開発

 だが、摂食嚥下の在宅リハビリは、まだ広く普及していない。専門職が歯科医、耳鼻科医、看護師、言語聴覚士、歯科衛生士などさまざまな分野に散らばっているのも、探しあてるのが困難な理由だ。

 特に問題なのが、脳血管疾患などで入院し、胃瘻にして退院するとき。入院中は摂食嚥下のリハビリを受けていても、退院時に家の近くでリハビリをしてくれるところを見つけられず、訓練が途切れてしまうことが珍しくない。

 戸原准教授らの研究班は厚生労働省の研究費を受け、摂食嚥下に携わる医療機関や介護事業所などを示すマップ作りに着手。学会や関連する研究会など57団体に呼びかけ、今年9月、「摂食嚥下関連医療資源マップ」(http://www.swallowing.link/)を公開した。

 掲載されているのは、全国750カ所の病院、歯科診療所、医科診療所、訪問看護ステーション、介護保険施設など。患者の住所を入力すると、近隣で摂食嚥下のリハビリを行う医療機関や事業所などを検索できる。