県とNTT東日本などは15日から、県内を訪れた外国人観光客に公衆無線LAN「Wi-Fi(ワイファイ)」のカードを配布し、無料で14日間、インターネットを利用できるサービスを始める。宇都宮市も同日から無料カードを配布、日光市では平成25年10月からサービスを提供している。
このサービスは県が今年度、外国人観光客誘致のため進めている施策の一つで、近年、スマートフォンやタブレット端末を使って訪問先の情報を得る訪日外国人観光客が多数を占めることから、インターネットのWi-Fi環境の整備が急がれていた。無料Wi-Fiカードは、宇都宮市のJR宇都宮駅構内市観光案内所、日光市のJR日光駅ツーリストインフォメーションセンターや東武日光駅構内観光案内所をはじめ県内の道の駅や観光施設など38カ所で配布する。
NTT東日本は、光ステーションと呼ばれる公衆無線LANの中継基地を、日光市で約400カ所、宇都宮市で約700カ所など県内全体で約2千カ所以上に整備。外国人観光客は光ステーション設置区域で、無料Wi-Fiカードを使い、2週間無料でインターネットを利用できる。
問い合わせは、県観光交流課観光地づくり担当(電)028・623・3210。