公明・山口代表訪中 首脳会談に地ならし狙う 

 【北京=清宮真一】公明党の山口那津男代表は13日、中国・北京に到着した。山口氏は、安倍晋三首相から習近平国家主席に宛てた親書を託されており、滞在中に習氏と会談する方向で調整している。16日に帰国する。

 今回の訪中は、今月末にもソウルで開かれる日中韓首脳会談と、それに合わせて実施が見込まれる安倍首相と李克強首相との首脳会談の実現に向け、環境を整備するのが狙い。また、政府要人らとの会談では、日中関係の改善を進めるよう働きかけるほか、先月成立した安全保障関連法についても説明し、理解を求めたい考え。

 山口氏は13日午前、出発前に羽田空港で記者団に「日中関係は改善の方向に向かっている。今後、日中の間の首脳会談が実現していくように、環境改善に与党として役割を果たしたい」と述べ、習氏との会談に期待感を示した。

 滞在中、山口氏は中日友好協会会長の唐家●(=王へんに旋)元国務委員やアジアインフラ投資銀行(AIIB)の初代総裁に内定した金立群氏と個別に会談するほか、北京で開かれるアジア政党国際会議で演説する。ただ、習氏との会談については「要請している」(山口氏)としており、決まっていない。

 山口氏は訪中に先立ち、今月上旬には韓国を訪問。8日にはソウルの大統領府で朴(パク)槿恵(クネ)大統領と会談し、首相からの「未来をともにつくり出すことを期待している」とのメッセージを伝え、親書を渡している。

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