【生活プレミアム】介護&育児ダブルケアの女性14・2% 衝撃の調査結果に国も実態把握へ(1/4ページ) - 産経ニュース

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介護&育児ダブルケアの女性14・2% 衝撃の調査結果に国も実態把握へ

【生活プレミアム】介護&育児ダブルケアの女性14・2% 衝撃の調査結果に国も実態把握へ
【生活プレミアム】介護&育児ダブルケアの女性14・2% 衝撃の調査結果に国も実態把握へ
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 少子高齢化の影響などで、親の介護と子供の育児を同時に行う「ダブルケア」に悩む女性の声が聞かれるようになった。横浜国立大の研究者らが、実態を調査したところ、経験者は6歳未満の子供がいる世帯の14・2%に上った。介護と育児の両方に目配りできる「サポーターの育成が必要」と指摘。国もダブルケアに直面している人の数や実態調査に乗り出した。(村島有紀)

24時間フル稼働

 「子育てと介護の両立は本当に大変。大変な頃は、記憶がないほど」と話すのは東京都中央区の総合人材サービス業、パソナの社員、沢藤(さわふじ)真紀子さん(40)だ。

 沢藤さんはフルタイムの共働きで、5歳と1歳の子育て中。都内で自転車で10分ほどの距離に住む母親(64)は、脳が出す運動の指令が筋肉にうまく伝わらず、体が動かなくなるパーキンソン病。投薬により1日のうち2時間ほどは体を動かせるが、それ以外はほぼ寝たきりで介護が必要だ。

 長女を出産後の育児休業中は、おんぶしながら母親の介護をした。職場復帰後は、仕事の後に母親宅に寄り食事作り。自宅に帰って子供を寝かしつけ、夫の帰宅後に母親の様子を見に行くことを繰り返した。24時間、気の休まる隙もない生活だった。

 長女が肺炎で入院中に、母親が倒れたこともある。午前5時ごろに母がトイレで倒れ、自力で救急車を呼べなかったため、夕方に沢藤さんが帰宅するまで倒れたままだったことも。「母は、1日中1滴の水も飲めず、憔悴(しょうすい)しきっていた。このときはさすがに、仕事を辞めようかと思った」と沢藤さん。