ノーベル賞「地方大学発」、トレンドの理由は…今後の候補も「ズバリ」教えます

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 今年のノーベル賞の医学・生理学賞と物理学賞の受賞が決まった大村智氏と梶田隆章氏をはじめ、近年の日本人受賞者に地方国立大出身者が目立っている。今年を含む過去5年間で見ると、受賞6人のうち旧帝国大を除く地方国立大出身者は4人を占める。大学関係者からは「(有力国立大より)重圧が少なく、のびのびと学べる雰囲気があるのでは」との声も上がる。地元の強みを生かした取り組みを始めた大学もあり、人材の供給源としても注目を集めている。

 ■人材、広い裾野

 これまで自然科学系の医学・生理学、物理学、化学の各賞を受賞した日本人は21人。うち15人が東京大や京都大をはじめとする旧帝大出身者だ。

 近年では、平成24年に神戸大出身の山中伸弥京大教授(医学・生理学賞)、昨年は徳島大出身の中村修二・米カリフォルニア大サンタバーバラ校教授(物理学賞)が受賞している。

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