ノーベル賞

今年は山梨に埼玉、いや徳島や長崎だって… 旧帝大には負けない地方大学の受賞ラッシュ

【ノーベル賞】今年は山梨に埼玉、いや徳島や長崎だって… 旧帝大には負けない地方大学の受賞ラッシュ
【ノーベル賞】今年は山梨に埼玉、いや徳島や長崎だって… 旧帝大には負けない地方大学の受賞ラッシュ
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 今年は自然科学系のノーベル賞で、医学・生理学賞を北里大特別栄誉教授の大村智さん(80)、物理学賞を東京大宇宙線研究所長の梶田隆章さん(56)がそれぞれ受賞した。2人に共通するのは、大村さんが山梨大、梶田さんは埼玉大と、地方大学の出身ということだ。ノーベル賞といえば、これまでは湯川秀樹さんをはじめ、京都大や東京大など研究費と伝統で勝る旧帝大が受賞者を輩出。しかし、今世紀に入ってからは地方大学出身者の健闘が目立ち、地方の時代をリードしている。

 「地方大学は運営にも苦労している。若い研究者や学生のはげみになる」。大村さんの受賞が決まった5日、母校の山梨大の島田真路学長は、そう喜びを語った。大村さんは昭和33年に山梨大学芸学部(当時)を卒業し、38年から助手を務めた。学生からも「びっくりした。研究者を目指す身として勇気づけられた」との声が上がる。

 6日に受賞が発表された梶田さんは埼玉大理学部の卒業生。昨年の物理学賞に輝いた中村修二さん(60)も徳島大工学部の出身だ。ほかに、2008年に化学賞を受賞した下村脩さん(87)が長崎大薬学部の前身である長崎医科大付属薬学専門部を卒業している。日本のノーベル賞受賞24人のうち旧帝大出身者は18人を占めるが、今世紀に入ってからは15人中5人が地方大学の出身者だ。

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