風神雷神図屏風がそろい踏み 京都国立博物館で展覧会

国宝「風神雷神図屏風」俵屋宗達筆(左)と重要文化財「風神雷神図屏風」尾形光琳筆=9日午前、京都市東山区の京都国立博物館(志儀駒貴撮影)
国宝「風神雷神図屏風」俵屋宗達筆(左)と重要文化財「風神雷神図屏風」尾形光琳筆=9日午前、京都市東山区の京都国立博物館(志儀駒貴撮影)

 琳派の創始者とされる本阿弥光悦が京都に芸術村を開いて400年になるのを記念した特別展「琳派 京(みやこ)を彩る」が京都国立博物館(京都市東山区)で開催されるのを前に9日、報道関係者向けに内覧会が行われた。

 琳派を代表する絵師、俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一が描いた「風神雷神図屏風」も同時に鑑賞できる。普段は別々の場所にある3作品がそろうのは関西では75年ぶり。

 ほかに光悦の書と宗達の下絵が共演する全長13メートルの巻物「鶴下絵三十六歌仙和歌巻」など、琳派の代表的作家による多彩なジャンルの名品が展示される。期間は10日から11月23日まで。風神雷神図屏風3作品がそろうのは27日から11月8日まで。

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