関西の議論

徳島の盲導犬と飼い主、無念の事故死 バック警報音「どうして義務づけないのか」…法令の死角

【関西の議論】徳島の盲導犬と飼い主、無念の事故死 バック警報音「どうして義務づけないのか」…法令の死角
【関西の議論】徳島の盲導犬と飼い主、無念の事故死 バック警報音「どうして義務づけないのか」…法令の死角
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 徳島市内で10月3日、視覚障害のあるマッサージ師、山橋衛二さん(50)が、バックしてきたトラックにはねられ死亡し、一緒にいた盲導犬のヴァルデス号も事故に巻き込まれて死んだ。山橋さんは長年、視覚障害者への理解を求める講演活動に携わり、ヴァルデス号は約1週間後に引退を控えた矢先の事故だった。トラックにはバックの際に警報音声を鳴らす装置があったが、スイッチは切られていたことが判明。法令では義務化されておらず、悲しみに暮れる関係者からは警報音声の義務化を求める声があがっている。(井上亨)

ヴァルデス号は事故を避けようとした?

 事故は10月3日午前8時5分ごろ、徳島市新浜町の市道で発生。山橋さんは出勤のため、左側にヴァルデス号を従えて歩いていたところ、右前方から近づいてきたトラックにはねられ死亡した。ヴァルデス号も山橋さんのそばで息絶えた。

 徳島県警徳島東署によると、トラックは山橋さんの右前方からバックで近づき、車の向きを変えるために資材置き場に入ろうとハンドルを切り返した際に山橋さんらをはねた。運転していた男性(38)は「バックのときは分からなかった。少し前に出てバックミラーで人と犬が倒れているのに気づいた」などと供述。トラックにはバックの際に「バックします」と知らせる警報音声を鳴らす装置があったが、スイッチは切られた状態だった。

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