NLDは今回の総選挙で同グループの立候補希望者を1人しか公認しなかった。スー・チー氏が同グループを事実上排除した理由をめぐり、「自身の影響力保持」(外交筋)や、「メンバーが西側勢力から資金提供を受けてきたとして敬遠している」(地元メディア)などの指摘が上がる。
コー・コー・ジー氏は新党の規模について、「軍政時代の地下組織が基盤で、構成員数などは公にできる段階ではないが、全国にネットワークがある」と述べるにとどめた。また、「民主化の流れに混乱を招きたくない」として、総選挙後まで新党結成を待つという。選挙結果を見定める思惑もありそうだ。