ノーベル賞受賞

大村智氏、常識破りの発想で治療薬開発 

【ノーベル賞受賞】大村智氏、常識破りの発想で治療薬開発 
【ノーベル賞受賞】大村智氏、常識破りの発想で治療薬開発 
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 ノーベル医学・生理学賞に輝いた北里大特別栄誉教授の大村智さん(80)は、固定観念にとらわれない柔軟さと行動力で、微生物が作り出す天然化合物を次々に発見。熱帯の人々を失明の恐怖から救った画期的な治療薬は、常識破りの逆転の発想から生まれた。(黒田悠希)

 20代のとき高校教師の傍ら東京教育大(現筑波大)の研究生になった大村さんは、天然物有機化学の研究で著名な中西香爾(こうじ)氏の講義を聴き、学問への興味を深めていった。

 中西氏の紹介で東京理科大大学院に進学。当時、日本に1台しかなかった核磁気共鳴装置(NMR)を使って、有機化合物の構造を決定する研究を積む。この技術習得が研究人生を大きく支えた。

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