山下久美子 デビュー35周年 色あせない「赤道小町ドキッ」

「アレンジが変わっても素直に歌うように心がけている」という歌手の山下久美子(寺河内美奈撮影)
「アレンジが変わっても素直に歌うように心がけている」という歌手の山下久美子(寺河内美奈撮影)

 今年、デビュー35周年の歌手、山下久美子(56)が長年、歌い続けている曲がある。ヒット曲「赤道小町ドキッ」だ。11日には多彩なシンガーたちが出演するコンサート「いまも輝く昭和のスタンダード・ソングス」で披露する。山下は「前より歌詞の良さが分かるようになった」という。

 山下は昭和55年、シングルとアルバム「バスルームから愛をこめて」でメジャーデビュー。エネルギッシュなライブから「総立ちの久美子」の異名を取った。57年にはカネボウ化粧品のキャンペーンソング「赤道-」(松本隆作詞、細野晴臣作曲)をヒットさせた。

 歳月を経ても名曲の人気は色あせない。昨年発売のアルバム「& Friends Ⅱ」にはボサノバ風の「赤道-」を収録。他の歌手にカバーされた同曲は今年、CMソングに起用された。「どんな時代でも受け入れられるのは歌詞がキャッチーだからでしょう」

 11日に女優で歌手の倍賞千恵子(74)や宝塚歌劇団の元トップスター、水夏希らが登場するコンサートに出演。「赤道-」「バスルーム-」を歌う。「次に歌う倍賞さんにきちんとバトンタッチをしたい。気合を入れて歌います」。コンサートへの意気込みを語るときは、柔らかい表情がキリッと引き締まった。

 コンサート「いまも輝く-」(構成・演出、砂田実・佐藤剛)は11日、文京シビックホール(東京都文京区)で。問い合わせは日本ポピュラー音楽協会(電)03・3585・3903。(竹中文)

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