兵庫・三宮で客引きダメ 県条例禁止地区を指定 違反、5万円以下の過料

 繁華街などでの客引き行為を全面的に禁止する県条例で、県は1日、違反した場合に過料を科すことのできる「禁止地区」に神戸・三宮の北部地域を指定した。客引きを規制する条例は大阪市、東京都新宿区などが設けているが、都道府県レベルでは初という。

 禁止地区に指定されたのは、三宮北部のサンキタ通り商店街、生田新道、東門筋などの周辺。

 通行人に対し、来店を個別に誘ったり、店の従業員をスカウトしたりする行為のほか、客引きのため歩道にたむろしたりする行為も禁止されている。

 指導員が指導や勧告、命令を行い、従わない場合は5万円以下の過料を徴収する。悪質な場合は県のホームページで氏名が公表されるという。

 県によると、風俗店やホストクラブなどの客引き行為は、すでに県迷惑防止条例や風営法で禁止されていた。しかし、規制対象外の居酒屋やガールズバーなどの客引きが近年目立つようになり、市民から「通行の妨げになる」などの苦情が出ていたという。

 県は8月から指導員が周知活動を展開しており、「認知は高まっている」としている。

 県地域安全課の担当者は「規制を厳しくすれば活気がなくなるという声もあったが、おおむね条例で禁止してほしいという意見が大半。周知や指導を続けていく」としている。

 県や県警、神戸市などは6日、神戸市三宮北部地域で合同での啓発キャンペーンを予定している。

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