プロが指南 就活の極意

就活新用語「オヤカク」とはなんぞや?

 ケース1~5は代表的な保護者の関わり方であり、その他の関わり方も存在する。ケース1のように無関心なものから深入りしているものまでレベル感はバラバラだ。以前までは比較的ケース1が多いように感じていたが、現在はケース2とケース3の保護者が増えている印象を受ける。その原因として考えられるのは前述した「情報技術(IT)の進化によって、情報を取得しやすくなった」に加え「女性の社会進出に伴い、アドバイスできる機会が増えた」ことが考えられる。女性は結婚したら専業主婦…ではなく、職場復帰できたり産休・育休が取得できたりと、女性が働きやすい環境が整いつつある。そのため、業界・企業・職種への理解が深い母親が多くなり、父親と母親の両者で就職活動のアドバイスが行える環境があるといえる。

 ただ、深入りは禁物だ。確かに参考になることは多いかもしれないが、その意見が子供にフィットするとは限らず、価値観の押し売りになってしまう危険性がある。これから実際に就職するのは、子供たちである。そのため保護者の方は「社会人の先輩としてアドバイスする」ことを意識していただきたい。そして、正しい情報の収集方法や機会提供を行うことで、子供の就職活動をサポートしていただきたい。このように子供と適切な距離感を保ちサポートすることが、就職活動成功の一要因と考えている。(「内定塾」講師 島津裕之)

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