開発ヒストリー

知名度抜群「よこすか海軍カレー」 100万食達成へ新製品投入 調味商事 

 横須賀市は軍港の町。海上自衛隊、米海軍の基地があることで知られる。カレーと横須賀が結び付いたのも基地があったからだ。

 日本でカレーを日常食として本格的に取り入れたのは旧海軍が最初。お手本にしていたイギリス海軍の食事にならったものだった。海自では現在も、外の景色が変わらない長い洋上勤務で曜日感覚がなくなるのを防ぐため、毎週金曜日にカレーを提供するという。

 市内のイベントに参加した海自が自慢のカレーを市民に振る舞うこともあって、作りやすく食べやすいカレーで町おこしをしたらどうかという機運が高まり、市、商工会議所、海自が協力して11年5月に「カレーの街」を宣言した。

 運良く、明治41年のレシピが「海軍割烹(かっぽう)術参考書」という文献に残り、これを参考にすることでご当地グルメのブランド力を持たせることにした。

 こうして「よこすか海軍カレー」が誕生。商議所は海軍カレーを展開する市内事業者を募ったが、飲食店以外で参加したのは調味商事のみ。特産品事業の強化の一環で手を挙げたが、多くの事業者はカレーでの町おこしに半信半疑だったという。