静岡市長選挙違反事件 高田氏実兄に有罪判決

 静岡市長選で落選した元薬局チェーン役員の高田都子(ともこ)氏陣営の選挙違反事件で、告示前に投票を呼び掛けるビラを配布したなどとして、公職選挙法違反の罪に問われた、高田氏の実兄で選対本部長を務めた高田隆右被告(67)=静岡市葵区=の判決公判が25日、静岡地裁であり、佐藤正信裁判長は懲役1年6月、執行猶予5年(求刑懲役1年6月)の判決を言い渡した。

 佐藤裁判長は判決理由で「具体的な選挙運動の発案や遂行は共犯者が担当したものの、選挙運動の統括者として最終決定権を有していた」と指摘。一方、「創業した会社の経営から退くなど、社会的制裁を受けている」として執行猶予付きの判決とした。

 判決によると、高田被告は、選挙プランナーの酒井剛被告(64)=同罪で起訴=らと共謀し、3月上旬から告示前日の28日までの間、「高田とも子です。よろしくお願いします」と投票の呼び掛けをしながらビラ配布をするよう広告業者に依頼。その報酬として、現金約540万円を支払う意思表示をして利害誘導し、事前の選挙運動をしたとされる。

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