原子力規制委発足3年

田中委員長単独インタビュー 「初心忘れずにやる」「政治圧力は感じないことにしている」 

【原子力規制委発足3年】田中委員長単独インタビュー 「初心忘れずにやる」「政治圧力は感じないことにしている」 
【原子力規制委発足3年】田中委員長単独インタビュー 「初心忘れずにやる」「政治圧力は感じないことにしている」 
その他の写真を見る (1/3枚)

 原子力規制委員会の田中俊一委員長が、規制委の発足丸3年を機に、産経新聞の単独インタビューに応じた。原発の再稼働を目指す事業者としばしば対立する新規制基準適合性審査については、「納得できなければ訴訟でも何でもやればいい」と話し、福島の復興に向けては「すごく大事なこと」などと語った。(原子力取材班)

「建前と本音が一致していない」

 --規制委は9月19日で、発足から丸3年。これまでの中で、印象に残る部分や反省すべき部分はあるか

 「時々に応じていろいろやってきた。それぞれがエポック(画期的なこと)になっていると思う。規制委、原子力規制庁の発足の趣旨や、初心を忘れずにきちっと作り上げていく、その努力の積み重ねが3年だと思う」

 --規制委の使命は「人と環境を守ること」であり、その原則は「独立性」や「透明性」であるが、それは守られてきたのか

 「相当いろんな軋轢があるが、そのために努力してきて、そこそこできている。外の目から見ても、今までの規制とは違うなというのは分かってきていると思う。被規制側は、電力会社ばかりだが、そちらの方はまだ半分しか(規制の原則が)分かっていないのでは。建前と本音がまだ一致していない。(電力会社の)社長と一通り話し合ってきたが、みな同じことを言って、立派なこともおっしゃるが、必ずしも取り組めていない」

会員限定記事会員サービス詳細