「魯山人の美を味わって」 安来足立美術館で展覧会、食事疑似体験も

 美食の道をきわめたといわれる芸術家、北大路魯山人(1883~1959年)の器や皿などの作品計120点を集めた展覧会「北大路魯山人の美 和食の天才」が、足立美術館(島根県安来市)で10月12日まで開かれている。和食の魅力をより深めた魯山人の世界観が体感できる展示内容といい、同館は「魯山人の感じた美を味わってほしい」と話している。

 和食のユネスコ無形文化遺産登録を記念して開催。魯山人は京都に生まれ、書家や篆刻家として頭角を現す一方、料理の世界にも傾倒、理想の器づくりに精力を注いだ。展示では、「器は料理の着物」とした魯山人の和食に対する思いを作品などで紹介。鮮やかな色彩の大鉢やまな板状の皿など、独特の遊び心の入った器の数々が見物客らを魅了している。

 会場では、店のカウンターを再現し、魯山人の器に料理が盛られて客に提供する様子を映像で見せるコーナーもあり、魯山人の器での食事を疑似体験できて楽しい。

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