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中国人「爆買い」京都スルーの摩訶不思議 「和」の旅館で宿泊しない傾向も反日が理由でない?

 京都市の京都観光総合調査によると、昨年の外国人宿泊者のうち、台湾人が約49万6千人(昨年約23万4千人)とトップで、次いで中国人が約24万2千人(同約10万6千人)。いずれも昨年の倍以上の数字だ。

 ただ、京都市内での個別の消費をみると、中国人の5万8375円に対し、台湾人は16万9598円と逆転現象が起きていた。

 具体的なお金の使い道をみると、やはり多いのはみやげ代で、台湾人が4万8218円、中国人は2万3894円となっている。

 さらに何を買っているのかというと、いずれも一番多いのが「菓子」。それ以外に「化粧品・薬・サプリメント」「工芸品」「洋服・かばん・靴・アクセサリー」が上位を占める。5番目は台湾人が「その他食品」、中国人が「電器製品」になるという違いはあるものの、双方の消費傾向に大きな違いはみられなかった。

最終地が京都じゃない

 なぜ、逆転現象が起きるのか。

 京都市内で中国人観光客より台湾人観光客が多くお金を使っている実情について、京都市観光MICE推進室の担当者は「中国人観光客のほとんどがパッケージツアーを利用した初めての訪日なのに対し、台湾人観光客はリピーターが多い」と指摘する。その上でこう続けた。

 「中国人観光客は東京や大阪などを最終地にし、富士山や箱根、京都などを巡るゴールデンルートを旅行しており、買い物は最終旅行地でしているケースが多い」

 京都は中国人観光客の最終地になっていないため、みやげ代にお金をあまり使わず、大阪と東京という二大都市での「爆買い」につながっているというのだ。

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