ビジネス解読

韓国の鉄道乗客の恐るべきモラルの崩壊 不正乗車は5年で130万件超、コバンザメ、高齢者偽装-と手口さまざま

 また、ソウル市を走る地下鉄では高齢者向けや障害者向けに支給される無料パスを身内や知人から譲り受け、通勤などに使う「偽装型」は、見た目だけで不正の判断をしにくい。問いただすと「侮辱するのか!」とくってかかる乗客も多く、現場の駅員泣かせだという。

チカンが7割、盗撮3割…性犯罪も急増

 問題なのは、無賃乗車だけではない。鉄道特別司法警察隊の資料を元に李議員が行った調査によると、2010年に171件だった鉄道における性犯罪の発生件数が、14年には349件とほぼ倍増したという。聯合ニュースが9日報じた。今年1~8月の間にもすでに283件発生しており、李議員は自身のフェイスブックで「性暴力が問題視される中で、鉄道エリアでこれだけ多く発生しているのは極めて深刻な問題だ」と指摘した。

 5年間の犯罪の内訳は、67%がチカンなどのわいせつ行為、29%が携帯電話などを使った盗撮行為だったという。こうした性犯罪の検挙率は97.5%と高い半面、身柄を拘束された人の割合はわずか3.8%にとどまり、あまりに軽い処分となっているという。

会員限定記事会員サービス詳細